−耳をすませば−


風が吹いている
肌に当たる風と心に吹く風

うちを安らぎの場だという
小さい影から

河が流れている
山からの水をたたえて

自分の生き方に迷う時
風の音やせせらぎの音に耳をすます
そうしたら
未来からのさわやかな風と
メッセージをのせた河のせせらぎに変わる

相手を思うつもりの
いろいろな言葉が
偽りであることに
そのとき、気づく

小さい影は教えてくれる
ときには黙って耳をすませて・・って

そうすれば、
自分の内なるところに書かれた
答えが自分の声で
聞こえてくる

どんなに
愛おしいと思った小さい影であったか
流れていく時に
流されてはいけないつぶやきが
聞こえてくる

清流が心を潤す
優しい気持ちに耳をすまして